ピザのご注文はご遠慮ください
普段はけっこう気ままで楽なこのバイトですが、実はあまり行きたくない配達先もいくつかあったりします。
その中のひとつに・・・
市営住宅・県営住宅
比較的最近の新しい高層住宅なら、エレベーターが完備されているのですが、ちょっと前の住宅はエレベーターがないところも多いんです。
階段おんりー。
いや、別に2階や3階くらいなら階段でも喜んでお届けいたしますよ?
でもね、階段で5階や6階にお届けとなると、配達に行く前からちょっと憂鬱です。
配達予定時刻までに結構な余裕があれば、そんなに急がずに普通に階段を上がれば良いのですが、いろいろな事情があって注文から時間が経ってしまってる場合ですよ問題は。
お客様が、おなかペコペコでピザが届くのを楽しみにお待ちになっているのを考えると、どうしても急いでしまいませんか?
階段も、ちょっとがんばって急ぎめに上がっちゃいますよね?
5階だろうが6階だろうが、猛ダッシュで!
自分を多少の犠牲にしてまでもお客様にアツアツのピザを届けたい!
そんな使命感に満ち溢れています。(笑)
で、急いで階段を駆け上って、チャイムをプッシュ!
ピンポ~ン!!
もう、この時点でゼーハ~ゼーハ~言ってます。(笑)
なので、お客様が玄関から出てくるまでの数十秒間で、深呼吸をして呼吸を整えようと必死です。(笑)
普段は、チャイムを押してもなかなかお客様がでてこないと少しイラっとしてしまいますが、この時ばかりは「ゆっくりでいいぞ~、まーだ出てこなくていいぞー」などと考えてしまいます。(笑)
・・・とか思ってるときに限って、お客様は意外とすぐに出てきてしまうんですけどね。
- ピザ屋@ume
- 「おっ、お待たせしましたァ~!ふぅー」
「ご注文の品は・・・ふぅー・・・・・○○ピザと・・・・・ぜぇぜぇ・・・・・○○ピザと・・・・・ふぅ~ふぅ~・・・・・○○ピザ・・・ぜぇぜぇぜぇ・・・・ですね?・・・ハァハァ」
もうね、しゃべれません。
言葉が出てきません。
泣きそうになります・・・。
呼吸が乱れすぎて、挙動不審な人みたいになっていますがご容赦ください。(笑)
※この内容は、市営・県営住宅等の高層階にお住みの方および、その環境を批判するつもりは全くございません。気分を害されてしまった方には謹んでお詫び申し上げます。あくまでも1つのネタとしてご容赦ください。
お客様あってのこのお仕事です。エレベーターなんか無くても5階や6階まで喜んで全速力でピザをお届けいたします!重たいドリンクなどのサイドメニューも遠慮せずにたくさんご注文ください!(笑)