フェイントマンション
最近のマンションは、本当にいろいろなマンションがあります。
当エリアには、ちょっと複雑な構造のマンションが何個かあるのですが、そのマンションへ初めて配達に行ったときのお話です。
立地場所は、とくに分かりにくいわけでもなく、ごく普通の場所に建っています。
なので、いつも通り鼻歌まじりで余裕こいて配達に向かっていました。
問題なくマンションに到着し、ピザをかかえて入っていきました。
そのマンションのロビーはこんな感じです。
いたって普通の、良くあるレイアウトですよね。
もちろん、なんの疑いもなく目の前の階段をのぼり、お客様のお部屋へと急ぎます。
お客様のお部屋は、505号室です。
エレベーターがなくて、ちょっぴり憂鬱でしたがピザ屋さんはがんばります。(´Д` )
階段をのぼるあいだは、伝票を見て合計金額やメニューを確認したりしていることが多く、無意識でのぼっていることが多いです。
だって、「まだ2階かぁー」とか言いながらのぼるよりも、他のこと考えていたほうが気持ち的に楽でしょ?(笑)
まぁ、そんなわけで4階に到着し「あと1階だ!」などと思ったのも束の間。
なんとな~くイヤな予感がして階段の目の前の部屋番号を見てみました。
・・・402号室か。
隣りは、401号室で行き止まり。
反対側の部屋を見ると、403号室。
その隣りは、当然404、405と続くはずですが・・・
はずですが・・・
壁
Σ(`д´;)/ うおおおお!
まさかの行き止まりぃーーーー!!!
404と405号室がない!!!Σ(゚д゚lll)
通路から対岸のフロアをのぞくと・・・
ありました。
404と405号室らしき部屋と、階段が!
なんということでしょう。
このマンションは、こんなレイアウトだったのです。
なんと、入り口のロビーの階段の横にあった扉の奥には、おしゃれな中庭が広がっており、その先にもうひとつの階段があったのです!
しかも通路は、1階にだけしかなく、途中の階から隣の部屋へ行くことはできません・・・。
まんまとハメられました。
階段が2つあるなら、そういうことはきちんと案内してくださいよ・・・。
えぇ、もちろん中庭を飛んで向こう側へ行くことはできないのでまた1階まで降りて、5階までのぼり直しましたよ。(´ε`;)