節電ですよ。
どの飲食店にも、アイドルタイムというものが存在していると思います。
ピザ屋さんでも、午後3時前後は注文が少なくなりアイドルタイムになります。
ヒマな日は、この時間まったく注文の電話がなりません。
アイドルタイムになるとデリバリーは仕事がなくなるので、休憩に入るかポスティングに行かされます。
真夏のこの時間に行かされるポスティングは地獄です。
いくら暑くてだるいからって、コンビニやスーパーなどの冷房の効いたところでのんびり休憩していてはいけませんよ!!
このヒマな時間帯は、注文がこないのでオーブンも使用しなくなります。
すでにご存知のとおり、ピザ屋さんでは業務用のコンベアー式ガスオーブンを使用しています。
なので、ピザを入れるたびにタイマーを回すようなものではないので、常に300度近い高温で動作しつづけています。
きっとかなりの電気とガスを消費していることでしょう・・・。
その為、アイドルタイムになり、注文がくる気配がなくなるとオーブンのスイッチは一旦停止されます。
300度近い高温で朝からつけっぱなしだったため、そんなすぐには冷えません。
スイッチを切ったからと言って、うかつに触れるとやけどしますよ!
↑スイッチが消えていたので、うかつに触ったことのある経験者は語る。(笑)
しかも、冷えるのにも時間がかかりますが、再びスイッチを入れて、300度近くになるまでにも相当の時間がかかります。
そんな一瞬で熱くなるようなハイテクなオーブンではないので・・・。
その為、注文の電話が鳴り、オーダーが確定した時点でスイッチを入れています。
ただの問い合わせの電話や、予約などのフェイントの電話もあるので、注文を受けているバイト君の後ろから受注画面を覗いてピザの注文が確定した時点でスイッチをいれるのです。(笑)
電話で注文を受けている間にスイッチを入れれば、電話が終わりちょうどトッピングをしている頃には良い感じに温まります。
しかし、冬などで完全にオーブンが冷えきっていたり、ピザを作るのが早すぎたりした場合は、オーブンが完全に温まっていないのです。
この余熱が結構重要なのか、温度がちょっと低いだけでもピザはおいしく焼けないのです。
通常は、生地がこんがりとうすい茶色になりますが、温度が低いとちょっぴり肌色のピザが焼きあがります。
味にあまり変化がありませんが、見た目があまりおいしくなさそうです。(´~`;)
また、アップルパイやポテトなどのサイドメニューも同じオーブンで焼かれますが、このサイドメニューも温度が低いと、こんがりさっくり焼けません・・・。
とりあえず焼けているのですが、たま~に半生だったりします。
あきらかに生の場合は、もう一度オーブンの途中へ押し戻して焼きますけどね。
そんなオーブンの事情も知らず、バイトの休憩時間(=アイドルタイム)に、初めてまかないでアップルパイを注文したことがありました。
まかないの場合は、基本的に自給自足のセルフサービスなので、自分で勝手にオーブンをつけて、冷凍庫からアップルパイを取り出してオーブンにのせるわけですが、
どうやら、オーブンが完全に温まっていなかったらしく、
しかも初めてなのでそんなことも知らず、
気持ちふにゃふにゃモチモチのアップルパイになってしまいました・・・。Σ(・∀・`;)
そんなこととは知らず、
- ピザ屋@ume
- 「なんかいつも見るアップルパイと色がちがう気がするな~?」
などと思いつつも、オーブンの温度のことなど知らないので、若干半生っぽかったですが食べてしまいましたが。(笑)
半生でもおいしかったですがなにか?(゚Д゚ )笑
みなさんも、ヒマそうな時間帯にピザを頼む場合は気をつけてくださいね!
もし、いつもと違う色のピザやアップルパイが届いた場合は、
焼きが足りていない可能性がありますので、家のオーブンで軽く焼いて召し上がっていただくか、遠慮せずに店舗へクレームを入れてくださいね!
すぐに焼きなおして、新しいピザをお持ちしますので!
まぁ、クレームを入れた時点で再びアイドルタイムに突入してて、すでにオーブンのスイッチを切っていた場合は、けっこうお時間をいただきますが。(笑)