ピザ屋さん-アツアツのおいしさと笑顔の裏側
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メニューはいらん!

トゥルルルル、トゥルルル・・・

ピザ屋@ume
「はい、お電話ありがとうございます。ご注文でよろしいですか?」

と、いつものように電話に出るわけですが・・・
この男性のお客様は、不愛想にいきなりピザの名前を言い放ちます。

おっさん
「カニマヨソーセージ」
ピザ屋@ume
「はい、カニマヨソーセージピザですね。サイズはどうなさいますか?」
おっさん
「M」
ピザ屋@ume
「はい、Mサイズですね。では、生地のタイプをお選びください。」
おっさん
「レギュラー」
ピザ屋@ume
「はい、レギュラータイプですね。ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
おっさん
「いい」
ピザ屋@ume
「ありがとうございます。それではお会計は消費税を合わせまして1870円になります。」
おっさん
「・・・。(無言)」
ピザ屋@ume
「それでは、お客様のお電話番号をお願いいたします。」
おっさん
「09012345...」

ものすごくボソボソっと小さな声で言われましたが、
そんなお客様は意外と多く、もう慣れっ子です。

よほどのこと以外は聞き取れるようになりました。(笑)

で、言われた電話番号をオーダー端末に入力すると、
顧客データベースにヒットしました。常連さんのようです。

ピザ屋@ume
「お客様は、M町の××様でよろしいでしょうか?」
おっさん
「いい」

てか、さっきから聞いてりゃ、返事は全部
「いい」ってなんだよ!!

「ハイ」とか「そうです」とか言えねーのか!!
いまどき小学生でも言えるっつーの!!

なんて思いつつも、スマイルで営業トークです・・・。


ピザ屋@ume
「・・・それでは、30分前後でお届けにあがります。」
おっさん
「・・・。(無言)」
ピザ屋@ume
「ご注文ありがとうございました。」
おっさん
「・・・ガチャっ」

と、ここまではよくある話。

必要最低限の事しかしゃべらず、お礼もいわない無愛想なお客。
中には、逆に店員を見下すように注文するお客様もいます・・・。


いい歳して常識的な電話のマナーくらい知っとけよ!!なんて思うこともしょっちゅうあります。お客様は良い反面教師です。(笑)




で、今回のこのお客様のところへは、なんとも不運なことに自分がデリバリーに行くことになりました。

ピザの焼上がりにちょっと時間がかかり、かなり急いで配達に向かいました。
なんとか、予定の2分前に到着。ギリギリセーフです。(笑)

そして、チャイムを押してちょっとすると、20前半くらいの男が出てきました。

電話の声だと、めっちゃおっさんをイメージしてたのに。(笑)


ピザ屋@ume
「それでは、こちらがカニマヨソーセージピザのMになりますー。」

この客は無言で、奪うようにピザを受け取ります。

そして、こちらが金額を言う前に無言で、ポケットから出した千円札2枚をこっちへ投げるように渡されました。

それはまるで鼻をかんだ後のティッシュのように異様にくしゃくしゃ・・・。

そしておつりを渡すと、客は急いでドアを閉めようとしました。



と、その時。

その客が、ぼそぼそと聞き取れない言葉で何かをしゃべりました。

お客様@意外と若かった男性
「γησπψεらない!」
ピザ屋@ume
「はい?」

最後のほうしか聞き取れず、あっけに取られていると・・・・

なんと、ピザと一緒に渡したメニューを、ドアの外に投げ捨ててドアを閉めやがったではないですか!!


当店では毎回ピザと一緒に最新のメニューとチラシをお渡ししています。

おそらく、「メニューはいらん!」てな感じのことを言ったのでしょうね・・・。

はっきりしゃべれよ。聞こえねーよ!(#゜Д゜)

しかも、いらねーからってメニュー投げんな!!

子供か!!




しかも、閉まるドアに挟まりそうになったメニューを拾ってやろうとしてんのにドアしめてんじゃねーよ!!


手ぇ挟まるだろーが!!( ゚Д゚)



注文の電話のときから異様なオーラが漂っていたのは気が付いていたのですが、実際の本人も挙動不審でとっても変な人でした。

投げられた挙句、手も挟まれそうになり、ひさしぶりにかなりムカついたので、投げられたメニューをドアポストにブチ込んで帰ってやろうかと思ったけど、さすがにバイト中なのでやめておきました。(笑)




この配達の帰り道は、なんだか怒りを通り越して、とても悲しくせつない気持ちになりましたよ・・・。

何があったか知らないけど、あんないい歳してピザも普通に受け取れないなんて・・・。



みなさんもメニューやチラシがいらないのであれば、予めご注文の際にお申し付けいただくか、その場で一言いってくださいませ。

決して投げつけないで下さい・・・。

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