ピザ屋さん-アツアツのおいしさと笑顔の裏側
pizza-ya.com
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

彼女のケーバン

宅配ピザは、初回注文時に利用した名前や住所が、自動的に顧客データベースに登録されますので、2回目以降は電話番号を言うだけでピザをお届けできます。

※現在では個人情報保護法により、当店側からお客様の名前や住所を申し上げることができないので、確認の為にお客様に名前と住所を言っていただく必要がありますが、以前は電話番号だけ伝えると、ピザ屋さんのほうから住所と名前を復唱してくれていました。


昔々のピザ屋さんは、注文も住所も全て紙に手書きでメモをしていたそうです。

しかし、パソコンという便利なものが世の中に登場し、電話とパソコンが夢の融合をしました!!!(大げさ)


なので、電話がかかってくると、ピザ屋さんのモニターには自動的に発信者番号が表示され(ナンバーディスプレーや携帯の着信のように)、接続されているパソコンが瞬時に顧客データベースを検索してくれます。



かかってきた電話番号が、顧客データベースに登録されていると、その電話番号の住所と名前などの、お客様データを表示してくれるんです。

もう、人間にはできないハヤワザ!ほんの一瞬です。
電話がプルっていった瞬間には、すでにお客様の情報が表示されています。


もし、このとき顧客データベースにない番号や新規のお客様の場合は、自動的に入力画面が表示され、新規登録モードになります。


そこで、お客様にご住所やお名前をお伺いしながら入力していきます。
タッチパネルなので、受話器を持ちながら片手でラクラク入力です。


しかも、町名などはエリア内全ての町名が予め登録されているので、それを選んでポチっと押すだけ。お客様をお待たせいたしません。


ATMの画面やローソンのロッピーみたいなイメージです。



ですが、お客様の名前や建物名は選択式ではないので、自分で入力しなければいけません。

端末の操作に慣れていない新人さんなどは、ものすごく時間がかってしまいます。ゴメンナサイ。




ちなみに、最初は自宅の電話で注文したけど、2回目は携帯電話からかけている場合などは、データベースに登録されている番号と違うので、検索されません。


そんなときは、データベースに登録されている自宅の電話番号をオペレーターに伝えてくださいね。そうすれば、一瞬で自宅番号から検索できますので。





さあ、そんな具合でピザ屋さんは電話注文を受けているのですが、今日はこんなお客様からご注文をいただきました。


ごく普通の男性のお客様です。


新規のお客様だったらしく、電話に出た時はモニターに携帯電話の番号だけが表示されていました。

まず、お客様の電話番号をお伺いいたします。


ここですでに番号はこちらに表示されているのですが、自宅など別の番号でデータベースに登録されている常連さんである可能性も考えられますので、確認の意味も含めて、必ず電話番号はお伺いしています。


ピザ屋@ume
「それでは、お客様の電話番号をお願いいたします!」
お客様
「えーっと、ちょ、ちょっと待ってくださいね」

そういって、受話器からちょっと離れたところで声が聞こえてきました。

お客様
「おい、K子~。
お前のケータイ番号なんばんだったっけー?」
K子
「あたしの~?なんでー?」
お客様
「ピザ屋が電話番号教えろって言っとるんだわー」
K子
「えー、そんなんあんたの番号言っておけばいいじゃない。
お客様
「やだよ!なんで俺が教えないかんねん!」
K子
「いいじゃーん、ピザ屋さんなんだしー。あんたの電話からかけてるんだから普通に教えればいいじゃん。」
お客様
「なんか嫌じゃん。あとで変な電話とかかかってきそうで。」

・・・・・・・・。(´∀`;)

いやいやいやいや、決して個人情報は転売していませんから。(笑)

デリバリーが道に迷った時に変な電話がかかってくるだけですから。



そもそも残念ながらすでにあなたの電話番号はこっちに表示されてますからー!!



っていうか、その前に嫌なことを彼女(?)に押し付けんなって!
彼女の携帯番号は犠牲になってもいいのかよ。(笑)



結局、このお客様は彼女さんの番号でご注文をされてました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加