オートロック その2
配達に行くと、入口がオートロックのマンションが多くあります。
エントランスのインターホンで部屋番号を押すと、お客様が部屋からカメラやインターホンで確認をしてエントランスのドアのカギを開けてくれます。
今日も、いつものようにオートロックのマンションへ配達に行ってきました。
お客様の部屋番号を押して、呼び出します。
ピンポーン
- ピザ屋@ume
- 「お待たせしました!ピザーヤでーす!」
- お客様
- 「はーい、今あけますのでお願いしまーす。」
ガチャ(受話器を置いた音)
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
自動ドアが開きません。
お客様が部屋で「開錠」ボタンを押すと、エントランスのオートロック自動ドアが開くはずなのですが・・・。
開きません。
1、2分ドアの前でピザを持ったまま固まっていましたが、一向にドアが動く気配がありません・・・。
仕方がないので、もう一度インターホンでお客様を呼び出します。
- ピザ屋@ume
- 「あのーすいません、ドアが開かないみたいなんですけど・・・。」
- お客様
- 「あらっ、ごめんなさいね。
今あけます~!」
ガチャ(受話器を置いた音)
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
だから早く開けてくれよっ!
これ何のコントだよっ!!(笑)
なぜか、またしてもドアが開かないので、もう一度インターホンを押しました。
- ピザ屋@ume
- 「すみません、やっぱり開かないみたいですけども・・・」
- お客様
- 「えっ!うそっ。ごめんなさい!」
カチャっ ウィィィーーン
やっと自動ドアが開きました。
もうかれこれこのコントで5分くらい経ってしまったので、急いでピザをお届けしようと思い、急いで開いたドアから中へ入りました。
エレベーターを探し早足で向かいます。
と、その数秒後!
まだインターホンが繋がっていたらしく、お客様の声がしました。
- お客様
- 「開きました~?」
インターホンはドアの外側です。
シカトするわけにも行かないので、すでに目の前のエレベーターのボタンを押していましたが急いでインターホンへ逆戻り。(笑)
- ピザ屋@ume
- 「はい、開きました~。いまから急いでお持ちいたしますー♪」
- お客様
- 「あ、はーい。ごめんなさいね~」
ガチャ(受話器を置いた音)
・・・なんて言ってたその時!
無情にもドアが自動的に閉まってしまいました・・・。
もちろん、インターホンで話していた自分はドアの外・・・。
だからこれ、なんかのコントですか?!
ものすごく絶妙な間のやりとりしてますけど!!
ピザ屋さんは、オートロックマンションに入れてもらうのにも一苦労です。(笑)