ピザ屋さん-アツアツのおいしさと笑顔の裏側
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デリバリーの財布

ピザ屋さんのアルバイトは、出勤したらまず自分の乗るバイクの点検をします。

ただでさえボロボロのバイクに、今日一日の自分の命がかかってるわけですからそれはもう念入りに!(笑)


そして、バイクの点検が終わり、何も異常がなければ店長に報告しておつり用の財布をもらいます。

この財布には、1万円分のおつりが入っています。

基本的に、
1000円札 ×8
500円玉 ×2
100円玉 ×8
50円玉 ×2
10円玉 ×10
と、クーポン券などが入っています。

この1万円で、1日をやりくりするわけです。
少ないようにも思いますが、配達に行くたびに小銭も増えていくので、スタートはこれで十分なのです。

そして配達に行って代金を受け取り、それを財布にしまいますが、そのお金はお店に戻っても一回一回レジに戻しません。

1日の最後に集計をしてレジに戻すシステムです。

なので配達に行けば行くほど、どんどん財布にお金が貯まっていくのです!ヽ(´ー`)ノ

だから、土日などで朝から夜まで長い時間働くと、最後のほうは小銭が多すぎて財布がズッシリと重くなります。ウェストポーチなので、ゆるいとズリさがってしまいます。(笑)


そんなわけで、たくさん配達に行ったデリバリーの財布の中には、数万円の大金が入っています。

ピザ屋のデリバリーは、常に恐怖と戦いながら闇の中を大金を持って配達に向かっているのです!(笑)


なので、絶対に閉店間際のデリバリーを襲わないでください!

襲うなら閉店間際の遅い時間のほうが、たくさんお金を持っていますぜ。(こら)



・・・というのは過去のお話。

配達中(配達帰り)のピザ屋が狙われる強盗事件やひったくり事件はちょくちょく発生しており、当チェーンでも未遂事件を含めて、年間数件発生しているのが現実です。


金銭的被害やアルバイトの怪我、バイクなどの被害は、ピザ屋も保険に加入しているのでなんとかなるのですが、被害にあったデリバリーの精神的な苦痛は消えることがありません。

会社側もきちんと対策を講じて、できるだけ被害にあわないように不審な配達先への対処方法や、デリバリーの防犯教育を徹底しており、マニュアルにもきっちり記載されています。


例えば、防犯対策として、お釣りで使うことのない1万円札などは受け取った都度、お店の集金ボックスにいれるように指示されています。

1万円札だけでなく、千円札や小銭も、どんなに忙しいときでも店長や社員がこまめに余分な売上げを回収して、デリバリーには最低限のおつりしか持たせないように徹底されています。

なので、閉店間際でも最低限のお釣り分しか所持していません。

襲った犯人は、所持金の少なさにさぞかしガッカリすることでしょう。(笑)

宅配ピザ屋を狙った強盗や襲撃は、リスクの割には収穫が少ないので実行しないでくださいね。

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