恵まれないデリバリーに愛の手を
おそらく、どのお店のエリアにも一人くらいはいるはずです。
毎回、おつりを受取らないおっちゃんが。
うちのお店の場合は、月に数回ほとんど特定のメニューを頼む常連さんなのですが、毎回毎回おつりをデリバリーにくれるのです。
その金額は、300円とか500円程度なのですが、やはり給料以外に臨時ボーナスがあると嬉しいものです。(笑)
このおっちゃん、毎回おつりをお駄賃としてくれるので、アルバイトの中では有名人です。
注文があると、電話をうけたメイクの子までもが、
「わたしが行きたぁ~い!!」
と、いうほど有名人です。(笑)
そして、めでたくこのお客様の配達に当たったデリバリーは、ニッコニコのフルスマイルで店を出発していきます。なんとうらやましいことか。(¬_¬)
ですが、毎回お駄賃をくれるこのおっちゃんも、たま~に代金をピッタリ支払われることがあります。
毎回、確実におつり分をチップとしてくれているだけに、デリバリーに期待をするなといっても期待してしまいます。
- ピザ屋@ume
- 「あれ?今日は会計ピッタリかぁ。
ということはお駄賃なしか・・・。( ̄へ ̄;)」
と、がっかりするのですが(笑)、
このおっちゃんはただのおっちゃんではありません。
なんと、
お釣りがない場合でも、お駄賃をくれるのです!
わざわざポケットからお金をだし、デリバリーにくれるのです。
なんて紳士的なおじ様なのでしょうか。(笑)
- おっちゃん
- 「ご苦労様。これでジュースでも買って飲みなー♪」
と、500円もジュース代をくれるのです!!
ジュースたくさん飲めちゃいます。(笑)
自分の場合は、お駄賃をいただいてばかりで申し訳ないので、ささやかではありますがお駄賃の金額以上にクーポン券を差し上げています。
店長にナイショで勝手に。(笑)
でも、このおっちゃん一回もクーポンを使ってくれません。
タダでジュースやポテト、チキンなどがもらえるのに、全く使う気配がありません。
クーポンの対象商品を頼んでいるのにもかかわらず、使用しません。
そして、毎回クーポンをあげるときに言われます。
- おっちゃん
- 「おぅ、これいっぱいたまったぞー」
いやいやいやいや、ためないで下さい。
使ってください!(笑)
ためなくても1枚からでも使えるんですから!(笑)
その都度、次回は使ってくださいね、と言うのですがなかなか使ってくれません。(´∀`;)
ん~、なんかかっこいいな。
しかも、このおっちゃんは豪邸に住んでるわけでもなく、ワンルームアパートの2階に住む、ジャージ姿のごく普通のおっちゃんなのです。