実録！電話対応

この話は、実際にあった電話注文のやりとりを記録したものです。

テュルルルル、テュルルルル・・・・・

ガチャ。

ピザ屋＠ume

「お電話ありがとうございます、ピザーヤ田舎東店ご注文担当のumeです。ご注文でよろしいですか？」

お客様

「いや、ちょっと質問してもいい？」

ピザ屋＠ume

「はい。なんでしょうか？」

お客様

「ピザーヤさんて、何時まで営業してるんですか？」

ピザ屋＠ume

「夜11時がラストオーダーになります。」
（メニューにも書いてあるけど。）

お客様

「今日もやってる？」

ピザ屋＠ume

「はい、営業しております。」
（営業してるからこうして電話に出てるんだろうが！笑）

お客様

「ふ～ん。」

ふ～んて、それだけかよ！！(笑)

お客様

「じゃ、●●ピザのＬ！」

なんだ！注文するのか！(笑)

ピザ屋＠ume

「はい、●●ピザのＬがおひとつですね。」

ここで、受話器の向こうで何やらガヤガヤしています。

お客様

「あ、ちょいまった。うるさいのがいるもんで・・・(＾＾;」

恐らく、電話している人の家族か友達が、追加オーダーか文句でもいったのでしょうね。(笑)

完全に注文する物が決まっていない状態で電話をかけてくるお客様は珍しくありません。

お客様

「やっぱりさっきのやつはＭで、あと△△のＬね。」

ピザ屋＠ume

「かしこまりました。」

このあと生地の選択と、注文の確認をします。

今回ご注文いただいたピザに、ドリンクキャンペーンの対象商品があったので無料でドリンク２本がセットになります。

そのドリンクをお伺いしました。

お客様

「じゃー、ビールある？冷たいやつ」

ね～よ。

おとなしくオレンジジュースにしとけよ。

お客様

「ちぇっ。じゃーコーラでいいわ。」

手元にメニューがあるんだろう？
どこにビールって書いてあるんだ。

ピザ屋＠ume

「かしこまりました。
それでは、お客様のお電話番号をお願いいたします。」

お客様

「電話？ちょっとまって」

受話器の向こうで・・・

「おいユウタ！この電話の番号なん番ー？」

どうやら友達の家からかけているみたいです。
住人と思われるユウタさんから番号を聞き、教えてもらいます。

お客様

「12-3456ですー」

ここで、以前注文されたことのある場合は、電話番号をオーダー端末に入力するだけで、自動で住所と名前が出るのですが、このお客様の場合は出ませんでした。

どうやら新規のお客様のようです。

ピザ屋＠ume

「それでは、お名前をお願いいたします。」

お客様

「○○ユウタです。」

苗字だけで結構なのですが、フルネームでお連れ様の名前を教えてくれました。(笑)
で、その後すぐに・・・

お客様

「あ、支払いも○○ユウタでお願いします。」

はいはい。(笑)

で、住所も聞いて、値段と予定お届け時間をお伝えします。

ピザ屋＠ume

「では、お会計は5,770円になります。」

受話器の向こうで・・・

「１万２千円だってよー！」と、お連れ様に言ってます。

「はぁっ？！まじで！？！？」と、素でビビるお連れ様の声が受話器から聞こえてきました。(笑)

ピザ屋＠ume

「それでは、30分少々でお届けにあがります。ご注文ありがとうございました。」

多くのお客様はここで、「はーい、よろしく～」と言って電話を切るはずなのですが・・・

お客様

「これって、３０分過ぎたらタダになるんですよね？」

ならねーよ。(笑)

ピザ屋＠ume

「いえ、なりませんが・・・」

お客様

「そうなんすか！？ピザといえば、３０分でタダになるイメージがあるのになー。」

えぇ、ピザをあまり頼んだことのない方の、かなり多くにそのイメージは焼きついているようです。(笑)

そんなの都市伝説です！

ピザ屋＠ume

「いえ、当店ではそのようなサービスは行なっておりませんので・・・」

宅配ピザが日本にできた当初は、ドミノピザなどが「30分以内にお届けできなかった場合は700円引き」などのキャンペーンをやっていましたが、交通事故の増加や住宅事情の変化によって、全国的にそんな危険なサービスは廃止されています。

お客様

「そっかー、わかりました。じゃーなるべく早くお願いね～。」

なるべく遅く届けるピザ屋がどこにありますか！

私たちピザ屋のデリバリーは、焼きたてアツアツのおいしいピザを、いつでもなるべく早くお届けできるようにがんばっています！

と、こんな感じのやりとりがありました。

なんだかテンションの高い方で、おもしろかったのですが、不運にもその配達には自分が行くことになりました。

なんだか、もうひと波ありそうな予感です。(笑)

・・・つづく？