半信半疑
プルルルルルル
- ピザ屋@ume
- 「はい、ピザーヤです!」
今日も注文の電話がなります。
- ピザ屋@ume
- 「それではお客様のお名前をお願いいたします。」
- お客様
- 「田中です。」
いつものように、お客様の名前や住所をお伺いします。
そして、注文の電話からおよそ10分後、ピザが焼きあがります。
地図で住所を調べて、お客様の家を確認。
「ここだここだ。今回は角の家だしわかりやすいな。」と、安心して配達に向かいました。
家がたくさん並んで立っている住宅街だと、「端から7軒目の家」という情報を覚えていかないといけません。
さらに自分の場合は予備の保険情報として「山本さんちのとなり」みたいに周辺の目印もキーワードとして記憶して配達にいきます。(笑)
デリバリーは地図を持ち歩いていないため、そんなふうに配達先の目印を覚えて行く必要があるのですが、今回の配達先は交差点の角のお宅。わかりやすいですね。
そして、無事にお客様のお宅に到着します。
「交差点の角だ、ここだここだ。」
さぁ玄関に向かい、インターホンを押そうとしたそのとき。
なんと!
インターホンの横にあった表札を見ると「佐々木」と書いてあります。
あれ?
イヤな予感・・・。
手元の伝票を確認すると、伝票には「田中」と書いてあります。
・・・。(゚д゚lll)
がーん、配達先を間違えたかな・・・。
インターホンを押すのをやめ、ひとまず配達バイクのところまで戻ってきます。
バイクにピザを置き、伝票を再度確認します。
住所を確認しますが、この佐々木という表札のかかっている角の家には住所が書いてありません。
けっこう多くのお宅では、ポストなどに住所が書いてあったりテプラでシールが貼ってあったりするのですが、佐々木さんの家には住所が書いてありません。
そこで、こんなときに役に立つのが、出発前に予備で覚えておいた保険情報です!
角の家とはいえ、いつものくせで隣のお宅の名前も一緒に覚えてきています。
そこで、隣の家の表札を確認しに行きました。
すると、覚えてきた予備情報と一致します。
しかも、お隣さんの家にはポストに住所が記載されています。ラッキーです。
お隣さんの住所は、今回のご注文者様の住所と番地がひとつ違うだけ。
ってことは、さっきの角の家は、佐々木と書いてあったけど、もしかしたら田中さんな可能性が濃厚です。(笑)
ですが、表札には佐々木と書いてあるので、もしかしたら住所を間違えて注文した可能性も否定できません。
そんなときは、とりあえずお客様に電話確認です。
- ピザ屋@ume
- 「いまピザをお届けに来たのですが、田中様のお宅がみつけられなかったのですが・・・もしかして表札には佐々木と書いてありますか?」
- お客様
- 「あ、そうですそうです!
ごめんなさーい!
佐々木です~!」
えっ!
田中って言ってたやん!!(笑)
最初に行った、角の佐々木さんちへピザを持って向かいます。
すると、でてきたお姉さんが
- お客様
- 「ごめんなさい、友達の家にいるのに自分の名前で注文しちゃってました!」
なるほどね。
そりゃ、電話で名前聞かれたらうっかり自分の名前を言ってしまいますよね。(笑)
皆さんも、外出先や友達の家などで宅配ピザを注文する際には、どうぞご注意くださいませ。
デリバリースタッフは、伝票と表札の名前が違う場合、配達先を間違えたのかと思って困惑してしまいます。